クリームソーダ ロカビリージャケット
閲覧頂きありがとうございます。19世紀末〜20世紀初頭のフロックコートです。しなやかなウール地に、形の良いピークドラペル、包みボタンのダブルブレストと「正式」な形に則ったコートです。特に6ボタンがここまで中央に寄ったものは珍しくよりクラシカルな雰囲気で魅力的な個体です。画像の枚数、文字数が足りないのですが良い点を3つに絞ってご紹介できればと思います。1点目「シルエット」袖やウエストの丸みを帯びた切り返しからもお分かり頂けるかと思いますが人体に沿うよう立体的に造られています。画像4より分かりやすいのが背中側、画像5グッと落ちた肩線、脇からウエストへの切返し、そこから裾に向けてダーツが入り、外に広がります。ちなみに元々は乗馬での移動が前提なので腰辺りから二つに別れる仕様です。画像62点目「ポケット」こちらはご存知でない方のために一応。裾部分の裏地側、ダーツに合わせて大きめのポケットがつきます。画像7.8ちなみに左胸内側にもポケットあります。3点目「丁寧な仕立て」襟裏の毛芯や補強ステッチはもちろんのこと細部に至るまで丁寧に作られています。特筆すべきはステッチ幅でしょうか。ほぼ\"点状\"で1.5mm感覚で縫われています。画像9サイズ肩幅 : 約46cm袖丈 : 約60cm身幅 : 約52cm 着丈 : 約100cmこの年代のフロックコートにしては大きめです。状態・襟周り 状態良好・袖先、裾先 状態良好・脇部 シミ、ホツレ無し・ポケット内部 状態良好・表地 穴、ホツレ、ダメージ無し　※目立たない程度の小さな舐め傷はあります。・裏地 穴、ホツレ、ダメージ無し・右袖の包みボタン サテンに若干イタミあり 画像9・裾先に極薄く泥跳ね状のシミあり 画像10若干のシミ等ございますが100年ほど前のお洋服ですので美品と言って差し支え無い状態かと思います。その他、ご質問等ございましたらお気軽にどうぞ。